建造物の安全・省エネソリューション

建造物の安全・省エネに関するソリューションの概要
地震や台風・豪雨など多くの自然災害に見舞われる日本では、建造物の安全性を高く維持し、火災などの二次災害による被害を防ぐことが求められています。
同時に、温暖化ガスの排出を削減するなど、高い省エネ性能も求められています。
当社は自社の開発力・技術力を活用し、様々な製品を開発して貢献します。
安全性
当社は、建造物の安全性に役立つ材料を提供しています。
【建物向け】
- 一般的な天井材に比べて軽量で落下しにくく、万一、天井が落下した際にも、人や物への被害を最小限に抑えることができる軽量天井材
- 不燃シートを使用していることにより、従来のガラス製よりも破損しにくく、さらに重量は約1/10の軽量化を実現した防煙垂れ壁
【橋梁、トンネル向け】
- コンクリートの剥落防止、コンクリート表面近傍でのひび割れ制御に寄与する新設コンクリート用はく落防止繊維シート
省エネ
当社は、建造物の省エネに寄与する材料を提供しています。
- 高い透明度と高い熱線反射性能を兼ね備え、明るく快適に省エネ効果が実現できるフィルム
- 近赤外線領域電磁波を効率よく反射し、塗装表面の温度上昇を抑制し内部への熱の侵入を防ぐ遮熱塗料
- 耐候性やUVカット、防炎、防水、防汚、遮熱など多用途に対応したテント用オーニング生地





帝人フロンティアの強み
技術・開発力
当社は、自社の研究所や各工場における技術開発力を基盤に、市場競争力のある素材・製品の開発を行っています。
例えば「かるてん®」は、天井材に必要な剛性、断熱性、不燃性や吸音性などの機能と、軽量を両立させた製品ですが、それらを両立させるために開発には時間を要しました。
研究努力の結果、最適な製法によりマットレスなどに使われていた反発性の強いタテ型不織布を、不燃素材のガラスクロスで覆いプレスするという異素材の組み合わせに辿り着きました。現在では、建築基準法で脱落対策が必要とされる、大規模な天井を有する商業施設や空港、体育館などへの採用も広がっています。
「かるてん®」以外でも、東日本大震災などの大規模地震で、人命を守るために設置していた防煙垂れ壁のガラスが飛散し、怪我をするという二次災害が多発したことを受け開発した「かるかべ®」など、当社の技術・開発力により開発された画期的な製品は数多くあり、様々な場所で使用されています。