炭素繊維ペーパーCarbon Fiber Paper
主な特長
帝人フロンティアの炭素繊維ペーパーは、帝人の炭素繊維テナックス™を使用した炭素繊維ペーパーです。
炭素繊維由来の高い耐食性と耐薬品性に加え、抄紙法で製造することで、繊維を均一に分散させています。
テナックス™とは?
ペーパーに使用しているテナックス™ショートファイバーは、優れた機械的、電気的、熱的特性を持つ炭素繊維です。
炭素繊維は極めて高い強度と剛性を持ちながら、軽量で優れた電気・熱伝導性と高い熱変形性を実現します。
※炭素繊維「テナックス™」の取り扱い上の注意事項はページ下部の〈注意事項〉をご確認ください。
製品詳細Product details
各種物性
テナックス™使用ペーパー物性
| 品番 | BP-1010A-V | BP-1030A-ES | ||
|---|---|---|---|---|
| 項目 | - | 単位 | 値 | |
| 幅 | - | mm | 1000 | 1000 |
| 長さ | - | m | 100 | 100 |
| 厚さ | - | mm | 0.139 | 0.42 |
| 重さ | - | g/m² | 10 | 30 |
| バインダー種類 | - | - | PVA系 | エステル系 |
| 強熱減量 | - | % | 12.1 | 17.5 |
| 引張強度 | MD | N/50mm | 96 | 34 |
| CD | N/50mm | 53.9 | 9.8 | |
| 引裂強度 | MD | mN | 392 | 588 |
| CD | mN | 510 | 784 | |
注)・測定は当社試験法による。数値は平均値を示します。
・測定値であり保証値ではありません。
小型パーツにも対応する薄型炭素繊維ペーパー
抄紙法(※1)で製造しており、繊維を均一に分散させています。
この特長は特に10g/m²の極薄グレードにおいて現れ、複合化した際に製品の表面材を平滑に保ちます。
部品やパーツの小型・軽量化が進んでおり、炭素繊維ペーパー自体も薄く軽くすることが求められています。
※1:紙漉きの製造方法のこと。
コンポジット物性(加工後の物性)
| 項目 | 単位 | 試験方法 | 物性値 |
|---|---|---|---|
| 曲げ強度 | MPa | JIS K 7074 | 273.4 |
| 曲げ弾性 | GPa | JIS K 7074 | 14.07 |
| 体積電気抵抗 | Ω・cm | 4探針法 | 0.1 |
| 繊維体積含有率 | % | ー | 15 |
注)・エポキシ樹脂に含浸後、積層して125℃でプレス サンプル形状:100mm×15mm×2mm
・測定値であり保証値ではありません。
想定用途Applications
コンポジット表面材、引き抜き成形などで活用されています。また、燃料電池やインフラなどの材料への用途展開も進んでいます。
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コンポジット表面材
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引き抜き成形
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インフラ(タンクなど)
テナックス™の耐薬品性
| 薬品名 | 濃度 wt% | 温度 ℃ | 浸漬時間※ h | 強度保持率 % |
|---|---|---|---|---|
| 塩酸 | 10 | 25 | 168 | 100 |
| 硝酸 | 10 | 25 | 168 | 100 |
| 硫酸 | 30 | 25 | 168 | 100 |
| ふっ酸 | 10 | 25 | 168 | 100 |
| 酢酸 | 5 | 25 | 168 | 100 |
| 水酸化ナトリウム | 10 | 25 | 168 | 100 |
| 〃 | 10 | 100 | 168 | 100 |
| アンモニア水 | 10 | 25 | 168 | 100 |
| 〃 | 10 | 100 | 168 | 100 |
| 食塩水 | 10 | 25 | 168 | 100 |
| トルエン | 100 | 25 | 168 | 100 |
| エチレンジクロライド | 100 | 25 | 168 | 100 |
| アセトン | 100 | 25 | 168 | 100 |
| 酢酸エチル | 100 | 25 | 168 | 100 |
- 注)数値は代表値であり、保証値ではありません。
- ※Fed.Test Method Std. No.406 Method 7011(1961)に定められたプラスチックの耐薬品性試験条件
- ※テナックス™単体での代表値です。
〈炭素繊維「テナックス™」取り扱い上の注意事項〉
炭素繊維には導電性があります。取り扱い現場での電気事故を防止するため、電気機器には防塵対策を施してください。炭素繊維及びその誘導品が皮膚に付着してかゆみ、炎症を生じることがあります。呼吸器、目、皮膚を守るため、保護具の着用をお勧めします。炭素繊維及びその他の誘導品の処理は、産業廃棄物として取り扱ってください。なお、取り扱い上の注意点については、製品安全データシート(MSDS)を別途作成しておりますので、担当者までお問い合わせ下さい。
〈ご注意〉
当資料に記載の用途例は、本製品の適用結果、安全性及び適合性を保証するものではありません。ご使用の際には、使用目的に応じ、法規制、製品の安全性等をご確認下さい。※炭素繊維「テナックス™」製品は、輸出貿易管理令別表第一の中欄に掲げるリスト規制貨物に該当します。輸出する場合には、経済産業省より輸出許可を取得する必要があります。また、当該製品を原料として使用した製品もリスト規制貨物に該当する場合があります。詳細は、当社にお問い合わせ願います。